筋肉に対してのAKS療法(=筋細胞リリース)

筋肉に対するAKS療法とは?

筋細胞リリース = 筋肉の治療

aks_img_01筋細胞リリースとは、術者の手によって筋内の最小単位である筋細胞の機能を向上させることにより、痛みや身体の動きを改善する治療法です。

主に筋肉の中に起きてしまったこり固まり(筋繊維内細胞が縮みっぱなしで伸び縮み出来ない状態)を改善することにより、筋肉が持っている本来の伸び縮み機能を引き出す技術です。

筋細胞リリースによる主な効果

  • 「痛み」「しびれ」「重だるさ」「つっぱり」「こり感」などの症状の改善
  • 片麻痺やパーキンソン病などの麻痺の改善
  • 運動パフォーマンス向上などの動きの改善

筋細胞リリースによる代表的な対象疾患

  • 関節に対するAKA療法では改善できなかった脊柱管狭窄症(数分歩くと足が痛くなるなど)
  • 関節に対するAKA療法では改善できなかった椎間板ヘルニア(臀部から足にかけての痛みやしびれ)
  • 五十肩などの肩関節の痛み
  • 腰部疾患(いわゆる腰痛など)
  • 頸部疾患(手のしびれ、腕の痛み)
  • 脳梗塞後遺症による片麻痺パーキンソン病
  • 変形性関節症(股関節痛、膝関節痛)

その他、改善する症状はこちらをご確認下さい。

筋細胞リリースの治療感覚

問題のある筋肉を患者様ご自身に軽く動かして頂きながら、術者がやさしくこり固まりのある筋を引き延ばしていきます。筋肉が次第に伸び縮み出来るようになる感覚を実感して頂けます。

AKS療法サロン東京で筋肉に対する筋細胞リリースが産まれた理由

関節に対するAKA療法の唯一の弱点

当サロンの関節に対するAKA療法はこれまで多くの方々の痛みやしびれを改善してきました。関節の動きの悪さが原因となっているぎっくり腰などの腰痛、寝違い、手足のしびれ、股関節や膝の痛みなどはAKA療法の効果が抜群で、多くの方々に喜ばれてきました。

しかし、AKA療法の効果が及ばない唯一の弱点がありました。それは、五十肩(肩関節の痛み)です。

なぜ、肩関節の痛みは、AKA療法の効果が及ばなかったのか? それは…

  • 肩の関節は前後、左右、ひねりなどとても自由な動きをするので複雑な関節である
  • 自由な動きを得るために関節包(かんせつほう)がすごくたるんでいるため、AKAの優しい刺激が関節に伝わらない
  • 痛みにより肩の関節を動かさないので、周りの筋肉がすぐにこり固まりを起こしてしまい、あげくの果てには関節が固まってしまう

などの理由があったからです。

つまり、五十肩(肩関節の痛み)というのは、痛みを発している場所は関節なのですが、その原因は筋肉のこり固まりにあったのです。

そして、こり固まりという筋肉の問題が、AKA療法では改善できない唯一の弱点だったのです。

マッサージや普通の筋膜ストレッチでは改善出来ない筋肉の「こり固まり」

こり固まり(筋内細胞が縮みっぱなしで伸び縮みできない状態)という筋肉の問題。何が何でもこれを改善するために筋肉に対するありとあらゆる治療法を試し研究しました。筋のマッサージ、ストレッチ、筋膜リリース、PNF、電気刺激などなど… しかし、これらの五十肩に対する治療は痛みが改善するどころか、夜間の痛みなどを発生させてしまうことがわかりました。

なぜ、普通のマッサージや筋膜ストレッチでは痛みが改善しないか? それは…

  • こり固まりを押すマッサージなどの刺激は、繊維を傷つけ、更に筋をこり固めてしまう
  • 普通の筋や筋膜のストレッチは、筋の表面が引っ張られるだけなので、筋のこり固まりがほぐれないどころか関節に負担を与えてしまう
  • マッサージや筋膜リリースの刺激は、筋の外側から刺激を与えるのみなので、筋肉内の繊維自体の動き(伸び縮み)が改善されず、効果が長続きしない

そして、spasm(こり固まり)の持続期間が障害の形態と治癒過程を決定します。

1. 単純性spasm

【状態】
3週以内の持続で筋繊維レベルでのspasm。
筋に自覚症状はないが、その働きの低下が関節の曲げ伸ばしに負担を与え可動域制限や痛みを引き起す。
【治癒過程】
筋細胞をリリースすればSpasmは即座に消失し可動域や痛みも瞬時に改善。

2. 複合性spasm

【状態】
3週以上の持続で筋繊維束レベルでのspasm。
筋に硬結・圧痛・こり感があり関節の曲げ伸ばしに負担を与え可動域制限や痛みを引き起します。
【治癒過程】
継続的に筋細胞をリリースして3~6週間ほどでSpasmは消失する。

以上により、従来の一般的な治療では筋のこり固まりの改善は望めないことがわかりました。

そこで、当サロンでは筋肉の中の繊維自体をほぐすために色々な筋刺激を繰り返し研究し、ある事実に辿り着きました。

AKS療法サロン東京が開発した「世界で唯一の筋細胞リリース」

普通のマッサージや筋膜ストレッチは、こり固まりを改善できませんでした。

ここで当サロンでは…

  • 治療者自身の肩関節の治療体験
  • 20,000例以上の治療経験
  • 解剖学や運動生理学などの医学的根拠

に基づきこり固まりを改善するAKS療法を開発しました!!

当サロンが開発した筋細胞リリースの最大の特徴は以下の3つです。

  1. どの筋肉に、こり固まりがあるかを簡単にそして正確に検査できる(解剖学的根拠)
  2. 筋肉のあるポイントへの刺激により筋内のこり固まりを緩めることが出来る(大脳や脊髄を利用した生理学的根拠)
  3. 患者様自身に筋肉を軽く動かしてもらいながらストレッチすることにより、筋内細胞のこり固まりをパラパラにほぐすことが出来る(運動学的根拠)

AKS療法サロン東京が開発した筋肉を細胞内部から改善する筋細胞リリースは世界唯一です。

筋細胞リリースはなぜ、筋肉の内部から改善するのか?

筋肉の構造

aks_img_03筋肉は伸び縮みできる柔らかい筋の本体と骨につなっがっている固い腱に大別できます。右図は腕を曲げると力こぶが出来る上腕二頭筋です。柔らかい筋の本体は筋の膜に覆われて一つのかたまりと化しています。しかしそれは、何十本もの筋の束が集合したものです。

さらにその筋の束は 200 ~ 250もの筋繊維が集まったものです。そして、筋繊維の中で筋肉の実際の伸び縮みが行われているのです。

当サロンでは問診などの治療時に、筋の性質や機能をわかりやすく説明するために、筋の本体を箱入りのそうめんに例えています。

筋とそうめんの意外な共通点を楽しみながら、筋のこり固まりが出来る原因と改善策を紐解いていきましょう。

箱入りそうめんから筋の構造と問題解決を考える

本体

  • 箱入りそうめんの本体イメージ
    箱入りそうめんの本体
    そうめんの束が何本か集合したもので木箱(膜)に覆われている。
  • 柔らかい筋の本体イメージ
    柔らかい筋の本体(単位:膜)
    いわゆる筋の実質本体である。筋繊維の束が何十本も集合したもので、筋の膜に覆われている。(ヒトは筋の膜を動かすことは出来ない)

  • 箱入りそうめんの束イメージ
    箱入りそうめんの束
    一塊になったそうめん繊維が集合したもの。
  • 筋の束イメージ
    筋の束(単位:束)
    多くの筋繊維が集合したもの。(ヒトは筋の束を動かすことは出来ない)

繊維

  • 箱入りそうめんの繊維イメージ
    箱入りそうめんの繊維
    一本一本のそうめんが数十本集まった束である。
  • 筋繊維イメージ
    筋繊維(単位:繊維)
    実際に伸び縮みする筋細胞が数十本集まった束である。(ヒトは筋の繊維を動かすことは出来ない)

活動

  • 実際の調理イメージ
    実際の調理
    熱湯の中に入れて、軽くかき混ぜて動かすことにより、一本一本がくっ付かずに美味しく頂ける。
  • 実際の筋細胞の収縮イメージ
    実際の筋細胞の収縮
    お互いの細胞が滑らかに伸び縮みすることにより、効率よく肘を曲げ伸ばしすることが出来る。(ヒトは筋細胞のみ脳からの命令で動かすことが出来る)

問題の発生

  • 調理上の問題発生イメージ
    調理上の問題発生
    熱湯に繊維の塊ごと入れて、まったく動かさないと一本一本がくっ付いて固まりになってしまう。
  • こり固まりの発生イメージ
    こり固まりの発生
    同じ姿勢を長時間続けていたり、痛みにより関節運動を起こさないと、筋細胞同士がくっ付いてこり固まりを起こしてしまう。

対策

  • 調理上の対策イメージ
    調理上の対策
    外部から引っ張ったり捻ったりしてもくっ付きは改善できず、内部から一本一本剥がすしかない。
  • こり固まりの対策イメージ
    こり固まりの対策
    外部からマッサージなどで押したり、筋の膜ごと本体をストレッチしても筋繊維の中で起こっている細胞のこり固まりをほぐすことは出来ない。

    よって、患者様のわずかな運動(内部の収縮)に対して術者がそれより少しだけ強い力でストレッチ(筋細胞を引き離す)することにより、こり固まりをほぐす。

    このように、筋肉の内部からこり固まりを改善するにはAKS療法しかない。

よって、内部からこり固まりを改善するには、患者様自身に筋細胞を軽く動かしてもらいながらストレッチすることにより、筋細胞同士をパラパラにほぐすことが出来るAKS療法しかありません。

結果、筋細胞→筋繊維→筋の束→そして筋膜へと効率良く力を伝達出来るようになるのです。

大脳(脊髄)からの命令も利用する

aks_img_04前述したとおり、筋肉は柔らかい筋本体と固い腱で出来ています。その筋本体と腱のつなぎ目を軽く押すと、大脳(脊髄)から「筋細胞のこり固まりを緩めろ(ゆるめろ)」という命令が出されます。

筋細胞リリースはAKA療法と同様に大脳(脊髄)の命令をも利用して筋内部の問題にアプローチしているのです。

今では脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの最重要治療法

20,000例以上の症例を積み重ねることによって、関節に対するAKA療法では改善されない脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアには、骨盤周りの筋肉に重大なこり固まりがあることがわかりました。それだけではありません。股関節や膝の痛み、手のしびれ、野球肩など様々な症状に筋のこり固まりが潜んでいたのです。

このこり固まりは筋細胞リリースで必ず改善することが出来ます。

手術をする前に、関節に対するAKA療法だけでなく、筋肉に対するAKS療法を受けてみませんか? 関節と筋肉の原因を打ち消して、ようやく神経に問題があると言えるのですから。

実際の筋細胞リリース (筋肉に対するAKS療法)

腸腰筋(脊柱管狭窄症に対する筋細胞リリース)

腸腰筋(脊柱管狭窄症に対する筋細胞リリース)イメージ

臀部筋(椎間板ヘルニアに対する筋細胞リリース)

臀部筋(椎間板ヘルニアに対する筋細胞リリース)イメージ